〜 シフトブーツ作製 〜

日   時:2010年10月10日(日)、2010年10月16日(土)
作   業:ぎんある
作業内容: シフトブーツ作製
これが純正のシフトブーツです。
純正はやっぱり良く出来ていますよね。
このレベルで作れれば商売出来ます(笑)

使用期間:1999年4月〜2003年11月

純正のブーツが擦り破れてきた為に
奥様の協力頂き、作製してもらった本皮ブーツ♪
これもシフトノブ付近が擦り破れて来てしまいました。
約7年間も使用していたとは、お疲れ様でした。

使用期間:2003年11月〜2010年10月

次の色として探していたのが青色。
ハンドルがTRDのブルーを装着している為、 統一感が出るかなぁ〜なんて考えておりました。 しかし、探してみると青い皮ってないんですよね。 クロコダイルみたいに硬くて艶々したものは、 意外に多いのですが、柔らかくて濃い色が無い。 そんな中、会社の近くで毎年行われている「岩本町バザール」があるのですが、そのに出展されていた皮生地屋さんで発見♪価格も確か1000円未満だったような気が。。。って、実は購入してから半年以上は放置してましたので、値段を忘れてしまいました(笑)
表面は多少傷が入っていたり、色の変色が部分的に見られましたが、今回はバックスキンでの使用を考えている為、問題無し。色は結構ハンドルに近い♪

純正ブーツから型紙を作り、その型を作成時の内側へ来る面へ転写。縫いシロも約10mmほど付けます。失敗も十分考えられるので出来るだけ皮を残す様に詰めて型取り。サイドブレーキも合わせて7パーツになります。右の画像はバックスキンを使用する為に皮表面に型取りをしています。
↓これがシフトブーツのパーツ
↓こちらはサイドブレーキのパーツ
↓シフトブーツのパーツ4枚
↓サイドブレーキのパーツ3枚

今回は手縫いではなく、我が家のミシンを使用することに。厚手もOKと言う事で皮革専用のミシン張りを購入。確か400円くらいだったと思います。しかし、私にはミシン経験が小学校の家庭科くらいでド素人。ボビンケースや何やらと分からない部分は奥様にセッティングをお願い。。。

どうですか!この上手さ!って何度か試行錯誤して、ドキドキしながら挑んだ結果です(笑) しかし、シフトに合わせながら作製をしている訳ではないので、会うかどうかは・・・。まぁ、こういったものには失敗は付き物です。完成!と思ったらシフトブーツを3枚で縫い合わせてしまい、三角形に。当然の事ながら縫製を外して再度4枚を縫い合わせ。返した時に一箇所針が通った白い後が残ってしまいました。そのまま使用することに・・・。

どうにかこうにか4枚を縫い合わせる事が出来ました。まぁまぁの出来栄えかと思いますが、やはり縫製を一度臍いた後が気にはなります。。。まぁ、それも思い出として残す事に(笑)
そうそう、これは装着時に気が付いたのですが、純正の生地よりも分厚くなっていますので純正の型取りでそのままのサイズで縫製してしまうと裏返した時に小さくなってしまいます。私の場合は、縫製を縫いシロよりやや内側を縫ってしまいましたが、外側を縫い合わせて大き目に作製する方が良いです。

サイドブレーキブーツ@
サイドブレーキブーツA
これはサイドブレーキのカバーを縫い合わせたものです。背面部分の生地が非常に狭い為、ミシンを通す時に案外苦戦しますので、最初はシフトブーツから縫製するのが良いかと思います。それと、サイドブレーキを引いた時の引っ張り具合によってはやり直す可能性がありますので、一度は作り直すつもりで予備が取れるように生地は残していた方が良いかもしれません。後に出てきますが、私は作り直しました(^_^;)

今度はシフトブーツの上部ですが、純正には折り返し部分にリング(たぶん樹脂製)が縫製されています。私は500mlのペットボトルの飲み口をカットし、それを折り返し部分のリングに使用します。リングの口径が小さ過ぎると生地を巻き込めないし、大き過ぎるとおかしいですからね。ちなみに今回の皮生地の厚みでは、丁度良いサイズでした。もし、同様の事をお考えの際には、自己責任の元で怪我には十分ご注意ください。

っで、シフトブーツを取り付けた状態。リングにはめ込む際には、生地の厚さが純正よりも厚い為、意外と硬いのでリングを割らない様に慎重に・・・まぁまぁの出来栄えかと思います。しかし、白から青に色が変わるとかなり派手な印象ですが、少し高級なイメージも・・・しませんかね(^_^;) しかも、バックスキンは夏は暑そうな感じもします(笑)
↓サイドブレーキ用@
↓サイドブレーキ用A
サイドブレーキのカバーは、樹脂の取り付けステーにボンドで固定されています。それをバリバリと剥がす訳ですが、A画像の右側にある差込部分付近が非常に割れ易いです。私は見事に割りました。そこが割れると、取り付けた際になんとなくその部分が浮いてきます。私はホットボンドでその付近を上から補修して繋ぎました。それと純正同様のサイズで「サイドブレーキ用A」画像面も作りましたが、ここは下に4cmくらいは長めに生地を残すべきです。後の文章で出てきます。
この時点での生地とステーの固定は、「サイドブレーキ用@A」面ともステーとカーペット用両面テープで貼り付けています。「サイドブレーキ用A」面が、粘着より生地の引っ張りが強く、直ぐ剥がれる状態ですが、車と仮合わせとして、そのまま剥がれ易い状態で車へ。

色は案外合って見えますよね?え?微妙?私的には良いかと(笑) あっ、画像が良くないからかもしれませんね(笑)

シフトブーツは縫い直しで、針が一度走った部分が多少白くなりましたが、見て見ぬフリ。引っ張り具合を調整をしながらOKとしました。
さて、問題のサイドブレーキですが、やはり「サイドブレーキ用A」側が直ぐ剥がれ、しかも純正とは違って巻き込み用に長め(4cmほど)の設定が必要です。また、縫い代の内側を縫っていた事もあり、サイドブレーキの手持ち部分の通し穴が小さくて、上手くと通ってくれません。サイドを下ろすと、通りが悪い為、生地を引っ張り・・・と問題が多発。以前、白い皮のブーツを作った際には皮革が薄くて柔軟性が有ったのですが、今回は言う事を聞きません。

はい、作り直し決定〜(~_~;) (~_~;) (~_~;)


↓サイドブレーキ用B-1

↓サイドブレーキ用C-1
裏返すと助手席側の面です。こちらは前回通りのサイズでOKです。やや大きめの作製して、余分な生地を切り落とす方が良いと思います。 こちら面は純正と同サイズに作製し、失敗しましたので今度はカットを前提に大き目に作製。マジックで引いたラインが純正のシフトブーツのサイズです。

今度はシフトブーツの上部ですが、純正には折り返し部分にリング(たぶん樹脂製)が縫製されています。私は500mlのペットボトルの飲み口をカットし、それを折り返し部分のリングに使用します。リングの口径が小さ過ぎると生地を巻き込めないし、大き過ぎるとおかしいですからね。ちなみに今回の皮生地の厚みでは、丁度良いサイズでした。もし、同様の事をお考えの際には、自己責任の下で怪我には十分ご注意ください。

↓サイドブレーキ用B-2
↓サイドブレーキ用C-2
生地を裏返し、元の取り付けステーに貼り合わせて完成。助手席側(左画像)の貼り合わせは両面テープを使用。運転席側(右画像)は、差込用の穴をカバー側へ開け、差し込むだけの固定。差込は2箇所有り、取り付けた際に多少の膨らみは出ますが、今回は皮も硬いのでこれだけでも十分です。
 
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